プレスリリース

Workday、Pipedream 買収に関する最終契約を締結

信頼性の高い Workday の人事・財務データを 3,000 以上のビジネスアプリケーションと連携することで、インサイトからアクションへと導くプラットフォーム強化を実現

本リリースの有効日と発信地(現地時間)
2025 年 11 月 26 日・米国発

 

本リリースは、 Workday Inc. が 現地時間 2025 年 11 月 19 日に配信した英文リリースに基づき作成した日本語抄訳です。その内容および解釈については、英文が優先されます。

人事財務エージェントのエンタープライズ向け AI プラットフォームを提供する Workday, Inc. は、AI エージェント向け統合基盤のリーディング企業である Pipedream の買収について、最終契約を締結したことを発表しました。Pipedream は主要なビジネスアプリケーションに対応した 3,000 以上のコネクタを提供しており、AI エージェントがWorkday と主要なサードパーティシステム間での ワークフローの開始や、データの取得、タスクの実行などを可能にします。

信頼性の高いデータとエンタープライズシステムとの連携性——AI のアクションにつながる 確かな基盤

Workday は、20 年にわたり組織の構造や承認フロー、財務に関するルールや支出に関するポリシー、さらには人財や財務データを適切に管理するためのセキュリティ権限に至るまでを理解し、人財や財務に関する信頼できる”system of record” としてお客様の企業経営を支援してきました。こうしたコンテキストこそが、Workday の AI 戦略を特長づける強みです。Workday 上で構築された AI エージェントは、最適な人に、最適なタイミングで、最適なセキュリティおよびコンプライアンスの枠組みのもとで支援を提供できます。

Pipedream のテクノロジーが Workday に加わることで、そのインテリジェンスは Asana、HubSpot、Jira、Recurly、Slack をはじめとする、日々業務が行われる数千ものアプリケーションへと拡張されます。これによりお客様は、組織内のさまざまな情報やワークフローを Workday 上で統合しつつ、チームが日常的に利用する外部アプリケーション上でアクションを実行できるようになります。AI エージェントは、単なるインサイト提供にとどまらず、実際の業務完了へとつなげるために必要な接続性を手にすることになります。

たとえば、AI エージェントは、Workday が持つ企業の組織構造に関する深い理解をもとに、人事評価プロセスを加速させることができます。具体的には、Jira や Asana からプロジェクトの詳細を取得し、Slack を通じて同僚からのフィードバックを依頼し、その結果を Workday 上 の評価記録に直接反映させることができます。これらはすべて、安全に、そして自動で処理されるため、評価をタイムリーかつ一貫性のある形で、実際の業務に基づいて実行することができます。

業務に特化した AI エージェントを構築できる、エンドツーエンドの統合プラットフォーム

Workday は、実質的なビジネス価値をもたらす AI エージェントを構築するための、エンドツーエンドの統合プラットフォームを開発しています。これにより、企業全体のビジネスコンテキストを深く理解し、ワークフロー全体でアクションが可能で、有意義な成果を生み出すエージェントを構築できるようになります。Sana と Flowise の買収に加え、この度発表した Pipedream の買収契約は、インサイトをアクションへと変えるために欠かせないインテリジェンス、オーケストレーション、そして外部システムとの接続性を提供することで、このビジョンをさらに強化するものです。

信頼性の高い Workday の環境にこれらの機能が統合されることで、お客様は自社に最適化されたカスタムエージェントを設計し、賢明な意思決定に必要なコンテキストを付与し、実際に業務が行われるさまざまなシステムと連携させることが可能になります。これにより、AI エージェントは、真に仕事をやり遂げる存在として機能できるようになります。

オープンコミュニティを通じてイノベーションを加速

Pipedream のアクティブな開発者コミュニティは、新規コネクタの開発を加速し、お客様が AI エージェントの活用範囲を迅速に拡大できるよう支援します。Flowise のオープンソースコミュニティとあわせて、Pipedream は Workday におけるオープンな開発支援をさらに強化し、Workday プラットフォーム全体の継続的なイノベーションを後押しします。

Workday プラットフォーム・プロダクト・テクノロジー担当 シニア・バイス・プレジデントの ゲイブ・モンロイ(Gabe Monroy) は次のように述べています。
「エンタープライズ AI がもたらす究極の価値は、単なるインサイトではなく、行動にあります。Pipedream により、AI エージェントは主要なエンタープライズシステムに安全に連携し、データの取得やタスクの実行を可能にします。Workday は、お客様が業務を計画し、オーケストレーションし、実行するために、外部と連携したシステムとなり、行動につながる AI の実現において大きな前進を示します」

Pipedream の創設者兼 CEO である トッド・サセルドーティ(Tod Sacerdoti) は次のように述べています。
「 AI を使うことで、人がより迅速かつシンプルに働くことを実現するために Pipedreamを設立したので、現在 5,000 社以上の企業と数万人のユーザーの皆さまにご利用いただいていることを誇りに思っています。Pipedream が Workday に加わることで、世界中 11,000 社以上の企業にこのシンプルさを提供し、AI によるワークフローを活用して、業務を劇的に容易にすることを可能にします」

Pipedream の買収提案に関する詳細

本取引は、クロージング条件の充足を前提として、Workday の 2026 会計年度第4四半期(2026年1月31日終了)に完了する予定です。Workday の法務アドバイザーは Orrick、Pipedream の法務アドバイザーは Gunderson、財務アドバイザーは J.P. Morgan Securities LLC が務めています。

Pipedream について

Pipedream は、AI エージェントを構築するためのプラットフォームです。数千社の企業が Pipedream を活用し、API の即時接続、ワークフローの自動化、エージェンティック製品の推進を行っています。3,000 を超えるコネクタ、10,000 を超える事前構築済みツール、ビジュアルワークフロービルダー、自然言語による AI エージェントとのインターフェースを備え、知識労働者や開発者が強力な AI エージェントを迅速に開発・提供できる環境を提供します。

 

将来の見通しに関する記述

本プレスリリースには、特に Workday のリーダーシップ、成長、変革、および可能性に関する将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、現時点で入手可能な情報および当社の現在の信念、期待、前提のみに基づいています。将来の見通しに関する記述は将来に関連するため、予測が困難で、当社の管理が及ばない固有のリスク、不確実性、前提、および状況の変化の影響を受けます。リスクが顕在化し、前提が誤っていることが判明し、または予期せぬ状況の変化が生じた場合、実際の結果は将来の見通しに関する記述で示唆された結果と大きく異なる可能性があります。したがって、将来の見通しに関する記述に依拠すべきではありません。リスクには、SEC への当社の提出書類 (Form 10-Q または Form 10-K による最新の報告書、および今後 SEC に随時提出する他の報告書を含む) に記載されたリスクが含まれますが、これらに限定されず、これらにより予想と実際の結果が異なる可能性があります。Workday は、法律で要求される場合を除き、本リリースの日付以降、そのような将来の見通しに関する記述を更新する義務を負わず、またその意図もありません。
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Workday について

Workday は、人事財務エージェントを一元管理するAI プラットフォームを提供しています。Workday のプラットフォームは AI を中核とし、従業員の能力向上や、仕事力の強化、常に先を見据えたビジネスの実現を可能にするよう構築されています。中規模企業から Fortune 500 企業に選出される企業の 65% 以上に至るまで、11,000 社以上の世界中にあるさまざまな業界の企業・組織が Workday を導入しています。
ワークデイの詳細については、こちらをご覧ください。

英語版ウェブサイト: http://www.workday.com/
日本語版ウェブサイト: http://www.workday.com/jp/

  

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